滋賀県,彦根市|鉄骨住宅,リフォーム,スケルトン住宅,耐震,水廻りは,小出建設へ

地球温暖化に関して、家庭や企業からのCO2排出量が1990年に比べて増加していることは、皆さんもよく見聞きされることでしょう。
では、水に対する家庭の意識はどうでしょうか。

せいぜい、飲料水や生活用水のために「安全な水を使おう」と思っている程度ではありませんか？日本ではかつて「水と安全はタダ」などと言われ、水は非常に安価または無料の代名詞であり躊躇なく使われていました。
また慣用句では「湯水のように（ごとく）」のように無駄使いや乱費を表す言葉として使われています。果たして本当にそうでしょうか。

確かに地球は青い惑星と言われるように多くの水が存在します。
しかし、その殆どの９７％が海洋水（塩水）であり、淡水はわずかに３％足らずです。
そのわずかな淡水の７０％近くは氷冠・氷河で、我々が普段使用している生活用水は僅かしか存在しません。
またさらに砂漠化が進み、緑が減り雨が少なくなってくると、近い将来水を巡る争いも起こってしまうかもしれません。

このシステムのメリットは、水道料金が安くなると言う事と地球環境に優しいという事が挙げられます。

一度使用した水を使用しているので、中水には水道料金が発生しません。
また、水道料金には下水料金も含まれており、再利用の中水を使用することで当然のことながら下水料金も発生しません。
そして、前述したように限りある水を有効に使う事で地球ににも優しいと言う事になります。

しかし、このシステムも良い事だけではありません。
システム化する事により浴槽の水を汲み上げる面倒はありませんが、デメリットもあります。
現代殆どの家庭でトイレはシャワートイレを使用されていると思います。
トイレを流す水は中水でも気になりませんが、シャワーはやっぱり上水でというお気持ちも分かります。

現に我が家でもこのシステムを取入れていますが、トイレを少し加工してシャワーだけは上水を使用しています。
また、貯水タンクの清掃も定期的に必要になります。
また中水は、濾過槽を通して再利用するので見た目は綺麗ですが、上水と比べると劣り、トイレタンク内の清掃も必要になってきます。

今回取り上げたシステム以外にも水を再利用する方法がいくつもあります。

環境問題に興味のある方ならば既にご存知だと思いますが、雨水利用もその一つです。
中水のように安定した量は得られませんが、庭の散水等に使用できます。

また、彦根市においても下水道が整備され、各家庭でも浄化槽を撤去し公共下水に接続される所が増えてきました。その際、ただ撤去するだけでなく浄化槽を繋ぎ直し、雨水タンクとして再利用される事もお奨めしております。

まずは、お気軽にご相談ください。